下関~桜山神社~
JR下関駅西口から191号線に出て
20分ほどあるくと、新地という地域に出る。
ここには市内ではわりとごちゃごちゃとした地域で
小さな商店や古い民家がぎっしりと立ち並んでいる。
そのうち、左手に大きな病院(下関厚生病院)が
みえてくるので、その病院を目印に行くとわかりやすい。
厚生病院を過ぎてすぐの交差点に
「桜山神社」との看板を見つけたら、右折。
どんどん上っていくと小高い丘の上に「桜山神社」がある。
ここは日本で最初の「招魂場」であり、
その発案者がかの有名な高杉晋作であることで
広く知られる。
高杉はもともと、自らの指揮した奇兵隊の戦死者を弔うことを
目的としていたのだが、明治維新後は長州藩の殉職者も
同じように弔われるようになった。
ここにきて、私がいつも胸を打たれるのは
その招魂場の驚くほどの「シンプルさ」である。
生垣で囲まれた招魂場の中に
そっけないまでに、飾り気のない、ただの石柱が396本。
それだけである。
どれも同じ大きさ、同じ石の柱が396本。
それぞれに刻まれた名前をみると
もちろん、吉田松陰や高杉晋作、といった有名どころも、
苗字すらもたない、名もなき人々も、、、まったく同じように
まったく同じ大きさ、同じ形で、なんのわけへだてもなく
整然と並べられている。
身分も、生まれも、功績の大小も関係なく、
みな同じように、、、奇兵隊の精神を見る思いがする。
今はこんなに平凡で何の変哲のないこの田舎町にも
おそろしい戦いがあり、新しい時代に向かってもがき、走った人々があり、、
みな、今はこの地に眠っている。
そう考えると この
柱一つ一つに、手を合わせたくなるのである。
また、名前どおり、ここは桜の名所でもある。
招魂場の周りも、満開の桜となり、物言わぬ396の柱のうえに
雨のように花びらが舞う。
春に下関にいらしたときはぜひ!
(住所)下関市上新地2-6-22 駐車場有
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